2022.12.04

大学の部活で有効な集客の仕方|具体的な方法、注意点を解説

大学の部活は高校までの部活とは異なり、学校や教員、保護者からのサポートを受けることは少なく、自分達で運営をおこなう場合がほとんどです。

そのため、部員集めにおいて集客ノウハウを持っていない場合は、苦戦してしまう可能性があります。

この記事では、大学の部活における集客の効果的な方法や注意点、効果が出ない時の対処法などを解説します。

部活の集客に困ってしまった場合やこれから集客をおこなうことになったが不安を感じている方はぜひ参考にしてみてください。

大学の部活における集客の仕方

ここでは大学の部活で集客をおこなう方法を解説します。

声かけ

「声かけ」は部活で集客を行う際、真っ先に思い浮かぶ方法ではないでしょうか。

入学シーズンや新学期には、部活の勧誘を目的とした声がけをよく目にすると思います。

声かけは物を作成して配る必要がないため、思い立ったら行動できる気軽さや経済的な負担の軽さが特徴です。

一般的な方法ではありますが、多くの部活で取り入れられているため、声をかけられる新入生からすると「違いが分かりにくい」と感じてしまう可能性があります。

そのため、工夫をして印象に残りやすい声かけができると良いでしょう。

また、工夫の仕方として自分達の部活に興味を持ってくれそうな人に絞って声をかけるのも有効です。

大学によっては声かけを禁止している場合や、指定期間以外では声かけをできない場合もあるため、学校のルールをよく把握した上でおこなうことも重要です。

ポスターやチラシを配る

声かけと同様に一般的な方法ですが、ポスターやチラシを配って勧誘するやり方も有効です。

ポスターやチラシを配る場合は、勧誘に使うポスターやチラシは部活の印象を大きく左右するので、入ってもらいやすい雰囲気が伝わるデザインにすることが大切です。

また、キャッチコピーや目標を入れたり直近の活動日程や年間の主なスケジュールを記載したりすることで、部活に入った時の活動イメージがよりしやすくなるので、デザインに合わせて可能な範囲で入れていくのもよいでしょう。

声かけによる集客では人手の確保の可否に効果が左右されることもありますが、ポスターなら無人でも情報を発信することができます。

また、チラシは声かけよりも短時間で多くの人へ情報を拡散することが可能です。

ポスターやチラシはどれだけ人目のつきやすい場所へ掲示することができるかという点が鍵となるでしょう。

特にポスターの掲載可能な期間中は他の部活と場所取り競争が発生しやすいため、掲載期間よりも前に下見をおこなっておくと良いでしょう。

学生支援課やポータルサイトに記載する

学生支援課と聞くと、学生の経済的な支援を行なっているイメージがあるかもしれませんが、多くの大学では部活の運営に関する支援もおこなっています。

学生支援課へ依頼すると部活の勧誘を支援をしてもらえることがあります。

中には自分達の部活を大学の公式ページやポータルサイトに掲載してもらえる場合もあるようです。

大学の公式ページは「在学生」「受験生」「高校・予備校関係者」「他大学の学生」など多くの方が閲覧します。

大学の公式ページに掲載してもらえた場合、多くの方に閲覧してもらえて知名度向上するだけでなく、部活に対する信頼性の向上にも繋がります。

また、より集客したい場合は外部のポータルサイトに掲載することで多くの人に見てもらえる機会を作ることも可能です。

SNSで情報を発信する

部活の集客対象となる高校生〜大学低学年をSNSを活用して集客するのは効果的です。

TwitterやInstagram、TikTokなどのSNSは学生や若い人に対して大きな影響をもっているため、うまく活用することができれば、多くの人に部活を知ってもらうことができます。

また、主要なSNSは無料で使うことができるため、予算の限られている大学の部活の集客にはぴったりのツールであるといえます。

SNSは日常的な部活の様子や大会の成績などの情報を手軽に発信できるのがメリットで、Wenサイトやポスター・チラシと合わせて集客をおこなうことで、より多くの人にアピールすることができます。

効率よく大学の部活に集客をするコツ

思いつきでさまざまな施策を講じたとしても効果的な集客ができるとは限りません。

ここでは効率よく集客をおこなうためのコツをご紹介します。

ターゲット・ゴールを設定する

明確なターゲット・ゴールを定めてから行動に移しましょう。

闇雲に次々に新たな施策をおこなっても、効果のある施策とそうでないものを見分けることができません。

自分達がおこなうターゲットとゴールを明確にすることが重要です。

また、個々人で異なる解釈を生んでしまわないように定期的な認識の共有もおこなうとよいでしょう。

勧誘ポスターやチラシは遠くでも分かるものにする

勧誘ポスターやチラシはなるべく目立つことが重要です。

部活の集客はポスターやチラシを使うことが多く、他の団体も同じように集客をおこないます。

そのため、遠くからみても覚えてもらえるようなものにすることが入部に興味を持つきっかけになることがあります。

あえて奇抜なデザインや内容を取り入れることで、興味を持ってもらいやすくなる可能性があります。

SNSを活用する

SNSはほとんどの機能を無料で使うことができる上に、高校生〜大学低学年の多くは専門的な知識なしで使いこなすことができるため、大学の部活の集客には非常に有効なツールです。

特に、大学の部活の多くはアマチュアであり、テレビや新聞で取り上げられることが少ないため、SNSを使うことで自分達の力で多くの外部の方に発信することができるようになります。

以下のようなSNSは大学の部活における集客に向いています。

Twitter

Twitterは国内ユーザー数が約4500万人ほどのSNSで、メインのユーザー層は大学の部活におけるターゲット層である高校生〜大学低学年と重なります。

140文字以内の短い文章を投稿するため、文章や情報量の多さによる煩わしさを感じにくいことが特徴です。

匿名で利用することができ、ツイートの閲覧履歴も残らないため、部活に興味を持っている学生にとっても気軽に利用できるツールなのではないでしょうか。

Instagram

Instagramは画像や動画の投稿を主な機能として有するSNSで、24時間で消えるストーリーズなど、部活の日常的な活動を伝えるSNSとして適しています。

ストーリーズはアーカイブとして24時間が経過した後でも閲覧を可能にすることもできるため、過去の大会の結果や残しておきたい情報はアーカイブを使うことも可能です。

また、Instagramは投稿した文章を検索する機能がないため、ハッシュタグを活用することで同じ興味を持つ人に対して自分達の活動を広く発信することが可能です。

YouTube

YouTubeであればコミュニティに関係なく共有することが可能になるため、より多くの人に対して発信することができるようになります。

「〇〇大学の部活」に興味を持っている場合だけでなく、「競技」というより広範な興味に対して接点を生むことができる可能性もあります。

Instagramをはじめ多くのSNSでは動画を投稿することが可能です。

ただし、長い動画を投稿する場合やフォローの関係があるコミュニティだけでなく「受験生」「他大学の学生」などより幅広いコミュニティに対して発信したい場合など幅広いコミュニティへ発信したい場合はYouTubeを使うと有効でしょう。

集客が上手くできない理由

経験のない状態で始めるとうまくいかないことも多く発生するため、事前に集客がうまくできない原因を知っておくことも重要です。

アピールができていない

集客するためには、自分達の存在を認知をされていることが絶対条件です。

そのため、アピールが十分にできていないとそもそも部活の存在を認知してもらえず、集客どころではなくなってしまいます。

集客の成果が出ていない時は、まず自分等の団体がどれほど認知されているか知名度を調べて把握することから始めましょう。

集客方法が分かっていない・ツールを活用できていない

集客の方法やツールについて理解が足りていないことが原因で成果に結びついていないこともあります。

集客を始める前に「何を」「どのように」「いつまでに」といった目標を設けた後で、目標を達成できそうな方法やツールを選択していくことが重要です。

集客をする際の注意点

ここでは部活の集客をおこなう場合の注意点について解説します。

不快感を与えるようなしつこい勧誘はしない

勧誘する相手がしつこさを感じるような勧誘は避けましょう。

しつこい勧誘は部活へ入部をしてくれないだけでなく、部活に対する印象を下げることにも繋がってしまいます。

大学という限られたコミュニティの中で一度ついた印象を大きく変えることは難しいです。

勧誘はブランディングの一環でもあるという意識を持っておこなうことが重要です。

集客をした後の行動を決めておく

部活を認知してもらい接点を生む集客から始まり、実際に入部に至るまでのフローをあらかじめ想定しておくことが重要です。

認知度や問い合わせ数の向上といった目標だけでなく、その先にある「入部」といった先の目標も見据えた上で集客をおこなうことが重要です。

また、集客をおこなう過程でその後の行動に変更が生じる場合もあります。

このような場合にもその都度、対応できるような柔軟性も求められます。

すぐに結果を求めない

新たにはじめる施策はすぐに効果が出るわけではありません。

特に、「影響力」「知名度」が低いうちはなかなか効果がでにくく感じると思います。

短期間で効果が出ないからといってすぐに諦めるのではなく、長い視野を持って考えることも重要である点を理解しましょう。

SNSは慎重に使う

SNSは影響力が大きく、自分達について伝えやすい便利なツールです。

反面、自分達の行動が大きくクローズアップされることから炎上などのリスクを有していることにも十分に注意しましょう。

部活の集客では写真を投稿することが多いと思いますが、意図せず肖像権やプライバシーを侵害してしまうことの内容に注意しましょう。

特に、無関係な有名人や著名人の写真を勝手に使うと「パブリシティ権」を侵害しているとみなされてしまうこともあります。

写真を投稿する際は、写真に映る人に撮影・投稿の了承を取ることや、関係のない人にはぼかしを入れるなどの対策をおこないましょう。

まとめ

大学の部活で集客をおこなう場合、資金やマンパワーの問題でどうしても難しく感じてしまうこともあると思います。

しかし、SNSであれば無料で使える上に大きな拡散力を持つため、こうした課題を解決することができます。

SNSは学生に大きな影響力を持つツールですが短所もありますので、Webサイトやチラシ・ポスターなど他の施策とも合わせて有効に活用していくのが良いです。

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部員獲得だけでなくスポンサー獲得にも活用してもらえますし、ユーザーとして他大学の部活について知ることもできます。

部活の集客について困っている場合は、ぜひご連絡ください。

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