2023.07.14

大学生必見!大学部活の注目度アップに必要な広報テクニックとは?

大学生活に欠かせない部活動。しかし現実は、多くの学生たちがその存在や魅力を知らないという現状や課題もあります。これは、大学部活の活動内容や成果が十分に発信されていないことも原因のひとつです。

大学部活の認知度が低いと、部員のモチベーション低下や新入生の減少にも繋がり、部活の存続や発展が困難になる可能性もあります。そこで、本記事では、大学部活の認知度を向上させるために必要な広報テクニックを5つ厳選し、ご紹介します。

大学部活の活動内容や成果を広く伝えることで、学生の能力や個性をアピールが可能です。 部活の認知度を向上させたいと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

大学部活の現状と課題

大学部活は、学生の学業と両立しながら、スポーツや文化活動に取り組む場です。しかし近年、大 学部活における問題が一部指摘されています。例えば、過度な練習・パワハラ・セクハラなどの不適切な指導方法や、部員間の人間関係やコミュニケーションの不足などが挙げられます。

これらの問題は、部員の心身の健康や学業成績に悪影響を及ぼすだけでなく、部活の存続や発展にも大きく影響を与えるでしょう。そこで、大学部活の現状と課題について考える必要があります。

大学部活は、学生が社会に出た後に役立つ能力や人間性を育む場です。したがって、大学部活は、学生の自己実現や成長を促進するものであって、過度な負担やストレスを与えるものではないことを指導者や上級生側は認識しなければいけません。

次に、大学部活の運営や管理体制の改善です。大学部活は基本的に学生自身が主体的に運営するものですが、それだけでは不十分である場合もあるでしょう。例えば、指導者や顧問の不在や不適切な対応、部費の不透明性や不足、施設や備品の老朽化や不備などが挙げられます。

これらの問題を解決するためには、大学側や関係団体との連携や協力が必要です。また、部員間の意思疎通や情報共有を綿密に行うことで、部活内の問題を早期に発見し解決することができる でしょう。

最後に、大学部活の評価や支援についてです。大学部活は、成果主義や競争原理に基づいて評価される傾向にあります。このような評価制度では、部員のモチベーションや自信を低下させる可 能性があるでしょう。

そこで、大学部活は、その目的や特徴に応じて適切な評価方法を探求し、成果だけでなく、そのプロセスや努力も評価し支援する仕組みの構築が必要です。

以上のように、大学部活は様々な課題に直面しています。これらの課題を解決するためには、大学部活の目的や役割を明確化、運営・管理の改善、評価や支援制度の再構築が求められます。

大学部活の認知度を上げる方法

大学部活の認知度を上げるには、以下の方法が効果的です。

・ホームページや SNS で部活の魅力を発信する
・ネーミングやロゴで部活のブランドイメージを強化する
・オウンドメディアやポジショニングメディアで部活の価値提供を行う
・広告媒体やメディア露出で部活の認知度を高める
・地域や社会との連携で部活の存在感を高める

大学の部活は学生の人生にとって貴重な経験です。しかし、部活の参加に消極的な大学生もいま す。どうすれば部活に興味を持ってもらえるのかを考えながら、以下の方法を実践してみてくださ い。

広報テクニック①ホームページや SNSで大学部活の魅力を発信する

一つの方法は、ホームページや SNS(Twitter、Instagram、Facebookなど)で部活の魅力を発信することです。ホームページや SNS は、多くの人がアクセスできる便利なツールです。部活の活動内容や成果、メンバーの紹介、イベントやコラボレーションなど、様々な情報を発信することができ ます。

これにより、部活に対する認知度や関心度を高めることができるでしょう。また、ホームページやSNS は、部活の雰囲気や文化をより効果的に伝えることもできます。部活の面白さ、仲間との協力、目標に向かって努力する姿勢など、部活の魅力を具体的に示しましょう。

これにより、近い価値観を持ち、部活に参加したいと思うメンバーが集まりやすくなります。ホームページや SNS で部活の魅力や活動内容や成果を発信することは、広報テクニックの一つです。部活に興味がある人、参加したい人を引きつけるために、ぜひ楽しみながら実践してみてください。

広報テクニック②キャッチコピーやロゴで大学部活のブランドイメージを強化 する

大学部活は、学生の学びや成長にとって重要な場です。しかし、多くの部活は自分たちの活動や成果を周囲に伝えれていないケースが多いようです。そこで、広報テクニックの一つとして、キャッチコ ピーやロゴの工夫が挙げられます。

キャッチコピーやロゴは、部活の特徴や個性を表現するだけでなく、魅力的な印象を与えるでしょ う。また、キャッチコピーやロゴが統一されていれば、部活の認知度や信頼感も高まります。

キャッチコピーやロゴを考える際は、以下のポイントに注意しましょう。

・部活の目的や方針に沿っているか
・部活のメンバーや対象者に共感を呼ぶか
・オリジナリティや独自性があるか
・読みやすく、覚えやすいか
・他の部活と区別できるか

キャッチコピーやロゴが決まったら、部活のウェブサイト、SNS、チラシ、ポスターなどに積極的に掲載してください。また、部活のイベントや発表会などでも、キャッチコピーやロゴをアピールしましょ う。

広報テクニック③オウンドメディアやポジショニングメディアで大学部活の価値提供を行う

大学部活は、学生の成長や就職にとって有益な活動ですが、その魅力を外部に伝えることは簡単ではありません。そこで、オウンドメディアやポジショニングメディアを活用して、大学部活の価値提 供を行いましょう。

オウンドメディアとは自分たちで運営するメディアを指しており、ブログ、SNS、YouTube チャンネルなどがあります。オウンドメディアでは自由にコンテンツ(内容)を組み立てて作成できるので、大学部活の活動内容や成果、部員の紹介などを発信しましょう。 更新頻度も重要な要素になるので、小さい出来事であったとしても小まめに発信することが大切です。

ポジショニングメディアは、広告主が特定のターゲットに対して、部活・部員・活動内容の独自性や魅力を伝えるメディアを指しています。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット、ソーシャルメディ アなどがあります。自分たちの話題性や信頼性を高めるために、取材協力や寄稿などが効果的です。積極的にポジショニングメディアに取り上げてもらえるようにアプローチしてみましょう。

このようにオウンドメディアやポジショニングメディアを活用することで、大学部活は自分たちの価値を外部に伝えることができます。しかし、ただメディアに露出するだけでは効果は限定的です。重要な点は、自分たちの強みや差別化点を明確にし、ターゲットに合わせてメッセージを発信することで す。また、メディアに掲載された内容を他のメディアで共有したりフィードバックを受けることで、より 多くの人にリーチすることもできます。

広報テクニック④広告媒体やメディア露出で大学部活の認知度を高める

大学部活は、学生の学びや成長にとって重要な役割を担っています。しかし、多くの部活は、自分たちの活動や成果を広く知ってもらえずに苦労しているでしょう。そこで、広報テクニックの一つとし て、広告媒体やメディア露出を活用する方法を紹介します。

広告媒体とは、新聞、雑誌、ポスター、チラシなど、自分たちのメッセージを伝えるために使う媒体です。テレビ、ラジオ、インターネットなどに自分たちの活動や成果を発信することで、大学部活の認知度を高めるだけでなく、部員の募集やスポンサーの獲得にも有効です。広告媒体は広告料が 発生するケースが多いので、予算に応じて出稿を検討してみると良いでしょう。

広告媒体やメディア露出を活用するには、以下のポイントに注意しましょう。

・自分たちの部活の特徴や魅力を明確にする
・対象となる媒体や視聴者・読者のニーズに合わせて内容や表現を工夫する
・媒体や記者とのコミュニケーションを円滑にする
・広告媒体やメディア露出の効果を測定し、改善する
・無理をした広告料で出稿しない

以上のように、広告媒体やメディア露出は、大学部活の広報テクニックとして有効です。ぜひ、自分たちの部活の魅力を広く発信してみましょう。

広報テクニック⑤地域や社会との連携で大学部活の存在感を高める

地域や社会との連携は、広報テクニックのひとつとして有効です。例えば、地元のメディア、企業、 団体、行政などに自分たちの活動を紹介したり、協力してイベントやプロジェクトの実施などを行いましょう。これにより、大学部活は以下のようなメリットを得ることができます。

・地域や社会に貢献することで、大学部活の社会的な価値や意義を高めることができる
・地域や社会からのフィードバックや評価を得ることで、大学部活の自己評価や改善ができ る
・地域や社会とのネットワークを築くことで、大学部活の知名度や支持を広げることができる
・地域や社会からの支援や協力を得ることで、大学部活の資金や人材などのリソースを増やすことができる

地域や社会との連携は、大学部活の存在感を高めるだけではなく、学生自身のスキルや経験も豊かにすることでしょう。自分たちの部活がどのように地域や社会との連携することができるかを考 え、部活の存在感を高めてください。

大学部活の認知度アップに成功した事例

大学部活の認知度アップに成功した事例を紹介します。これらの事例は、他の大学部活が行った広報テクニックやその効果についても触れています。また、大学部活が地域・社会に与えた影響や貢献についても言及しています。これらの事例を参考にして、自分たちの大学部活の認知度アップに役立ててください。

九州国際大学サッカー部

九州国際大学サッカー部では、サッカー大会の運営やオリジナルエコバッグの作成など、SDGsに関する様々な活動に取り組んでいます。こうした活動のきっかけは、海外と日本の環境問題の差に ついて知る機会があったからです。

籾井徹司監督は、サッカーだけでなく社会に貢献する経験を学生にもさせたいと考え、ミーティングで SDGs の活動を呼びかけたそうです。

なかでも、特に力を入れているのが清掃活動。2019 年から公式戦の翌日にゴミ拾いを行っていま す。学内のゼミとJICA が連携して清掃活動をすると聞き、一緒に参加することで競技外でも地域 貢献を行っています。

慶應義塾大学硬式野球部

慶應義塾大学硬式野球部では、長期治療中の子どもたちと野球を楽しむ社会貢献活動として「TEAMMATES」に取り組んでいます。

取り組みに参加した子どもは、1 年間週に 1 回練習に参加し、キャッチボールやバッティング練習をします。そして、1年間の活動の最後に早慶戦で始球式を行うのです。

SNS では活動の様子を発信しており、良い反響が多いそうです。こうした社会貢献活動に取り組む ことで、慶應義塾大学硬式野球部は大学野球界でも存在感を示しています。

まとめ

以上、大学部活の認知度を上げるために必要な広報テクニックを5つ紹介しました。SNS の活用、 ポスターやチラシの配布、イベントや体験会の開催、メディアへの露出、そして口コミや紹介などで 自分たちの部活の魅力を効果的に発信しましょう。

これらのテクニックを実践することで、大学部活はより多くの人に知ってもらえるだけでなく、部員の募集や活動の充実にもつながります。大学部活は学生生活の中で貴重な経験やスキルを身につ ける場です。ぜひ、自分の所属する部活や興味のある部活を積極的にアピールしましょう。