大学部活の運営方法とは?部活を運営する上で気を付けるポイント

大学の部活は中学校や高校の部活とは異なり、学生が中心となって運営をおこなうことが多いため、「運営の仕方に悩んでいる」方もいると思います。
また、主将やマネージャー、主務などの幹部として、部活をよりよくするために運営方法について学びたい方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は大学部活を円滑に運営するためのポイントや大学部活を運営する際に気を付けるべきことについてご紹介します。
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大学の部活は学生が主体的に運営しなければいけない
中学や高校の部活とは異なり、大学の部活では学生が主体的に運営していく傾向があります。
中学や高校では練習日程や練習メニューの作成、練習試合の調整など部活の運営に関することについて、顧問の先生が意思決定をしたり指示をしたりすることがほとんどです。
学校や部活の種類によって生徒主体で動く部活もありますが、その場合もすべて生徒に任せるのではなく、ある一定の領域のみを任せるといった体制がほとんどです。
しかし、大学の部活では部活に関する毎日の運営は学生がおこなうことがほとんどです。
そのため、中学や高校の部活よりも部活に関わる時間が長くなる場合も多いです。
大学の部活を円滑に運営するポイント
大学の部活を円滑に運営するために押さえておきべきポイントについてご紹介します。
部活の全体目標を立てる
まず最初に、部活全体の目標を立てましょう。
目標を立てないことには、部員も何に向かって努力をすればよいのかが分からず、チームワークもよくなりません。
例えば、1年間で達成したい目標とそれに合わせた方針を決めて、選手やスタッフを含めた部員全員が目標に向かって動けるように共有することが重要です。
体育会であれば「日本一」や「1部優勝」「1部昇格」など大会での成績、文科系であれば「演奏会を開く」「演奏会入場者〇人を目指す」などイベントに関する目標など、誰が見ても明確な目標を立てると目標に向かいやすくなります。
個人競技や少人数の部活の場合は、個人目標を掲げてそれを全員で達成することを目標にするのもよいでしょう。
運営するために必要なタスクを洗い出し整理する
部活を円滑に運営するために、必要なタスクをすべて洗い出し整理する時間も大切です。
今までおこなっていたタスクはもちろん、目標を設定したことで新たに浮かんできたタスクについても部全体で共有をし、現実的に処理するためにはどのように行動するべきか計画を立てると効率よく運営できるようになります。
また、代々先輩方から伝え合ってきているタスクやノウハウはもちろん大切ですが、時には新しい目標を達成する上で見直すことも検討することが大切です。
役割分担をおこなってみんなで運営している意識を持たせる
幹部が主体となって部活の運営をおこなっている部活も多いですが、運営に関するタスクや仕事は役割分担をおこない、部全体で運営している意識を持ったせるのも重要なポイントです。
部員全体を巻き込むことで当事者意識を植え付け、責任感や団結力を伸ばすことにも繋がります。
重要事項に関しては意見を募集したり、話し合いの機会を作ったりする
部活を運営するうえで重要だと感じる事項に関しては、中心的に運営をおこなう幹部以外の部員にも話しを聞いたり、意見を募集することが大切です。
部員が多ければ多いほど全員の意見を通すことは難しいですが、意見を汲んだり聞くことを可能な限りやりましょう。
幹部は部員全員のことを考えていることをアピールできれば、より強い信頼関係を構築することができたり、部の運営に関わっているという当事者意識を芽生えさせたりすることも可能です。
定期的に振り返りをおこなう
大学部活の運営をおこなう上で、定期的に振り返りをおこなうことは重要です。
目標の進捗や達成状況について確認したり、計画をしたことが計画通りにできているかを確認しましょう。
定期的に振り返りをおこなって状況に合わせてタスクや計画を変更したり、必要であれば目標を変更したりすることで円滑に運営をおこなうことができます。
加えて、改善するべき点やトラブルが起こった点の原因や対処法をまとめ、今後の運営に活かすべきノウハウやマニュアルを作成していくことも大切です。
完璧を求めない
責任感が強い方は完璧にこなそうとする場合が多いですが、部活の運営をしていく中で失敗やミスは必ず起こってしまうものです。
そのため、完璧にこなそうと考えすぎないようにするのもポイントです。
完璧を求めすぎると、プレッシャーに押しつぶされてしまったり、周りが見えなくなってしまう場合があります。
部活を楽しむためにも心に余裕を持ち、もし辛い時や大変な時は顧問や周りの先生や大人、部員、友達などに頼るようにしましょう。
大学の部活を運営していく際に気をつけたいこと
大学の部活を運営していく際に気を付けたいポイントについてご紹介します。
高校までの部活以上に様々なバックボーンを持つ部員が集まりやすい
大学や部活によって異なりますが、大学の部活には高校までの部活以上に様々なバックボーンを持つ部員が集まりやすいです。
バックボーンとは現在に至るまでの経験のようなものです。
部員がどのようなバックボーンを抱えているのかなど、目に見えない部分について知ることでより部員を理解することができ、運営を円滑におこなうこともできるようになります。
部長や主務など運営に関わる役職持ちの人が偉いわけではない
部長や主務などの役職は、部活の運営をより円滑におこなうためにどの部活でも決められます。
役職はあくまでも部活をよりよいものにするための役割分担であり、偉さを決めるものではありません。
役職があるからといって偉そうな態度を取ってしまうと、部員から反感を買ってしまうおそれがあるため気をつけましょう。
1人で抱えこまず困ったら相談をする
部活運営に慣れないうちは、トラブルや困りごとが起こる場合が多いです。
そんな時には、1人で抱え込むことはせず相談することを選択肢に入れましょう。
1人で考えるよりも、複数で考えた方が課題を解決する糸口が見つかりやすかったり、課題解決を通して部員同士のチームワークや団結力が深まる可能性も高いです。
大学の部活運営をより良くしたい時の施策
大学の部活運営をより良くしたい時の具体的な施策についてご紹介します。
Webサイトの活用、制作の検討
Webサイトを活用、制作することで部活の運営をより良くできます。
Webサイトを活用、制作することで部活の活動内容や状況、イベントについてのお知らせをすることが可能になります。
現在は、大学や部活についてインターネットを使用して情報収集する方が多いため、Webサイトで部活の魅力を発信することは、認知度を上げたり新入生を獲得するのにとても有効的です。
SNS運用も有効
Webサイトに加えて、今はTwitterやInstagramなどのSNSの需要が高まっているため、部活の公式SNSアカウントを作成し活用するのもよいでしょう。
SNSは気軽に情報発信をすることができたり、リアルタイムに起こっていることをスピーディに拡散することができるなど、Webサイトとは異なるメリットがあります。
ただし、SNSを活用する際にはSNS運用に時間を掛け過ぎて部活の運営自体がおろそかになってしまわないように余力の範囲内でおこなうように気をつけましょう。
OBOGや外部パートナーなどと連携する
OBやOG、外部パートナーと連携するのも運営を円滑におこなうために有効な施策です。
特に人数が少ない部活では、OBやOG、外部パートナーに頼ることも視野に入れましょう。
ただし、OBやOG、外部パートナーと連携し運営に入ってもらう場合は、運営全てをお願いするのではなく、人が足りていない箇所や協力してもらいたいことを洗い出し、部分的に協力してもらうようにするのがポイントです。
スポンサーを探す
部活を運営する中で資金面に課題があると感じる場合は、スポンサーを探すのも一つの方法です。
スポンサー契約を結ぶことで、ある程度まとまった資金がチームに入ったり知名度が上がるといったメリットを得ることができます。
大学部活がスポンサーを獲得する方法やスポンサードを受ける際の注意点については、こちらの記事でご紹介しています。
▶大学部活がスポンサーを獲得するためには?スポンサー契約のメリット
また、場合によってはクラウドファンディングをおこなうことも有効です。
近年注目を集めているクラウドファンディングのやり方やメリットについては、こちらの記事で解説しています。
▶【会計必見】大学の部活の資金をクラウドファンディングで調達する方法
まとめ
大学の部活は中学高校とは異なり、学生が主体となって運営をおこなうことがほとんどのため、運営方法に不安を感じている方も少なくはありません。
幹部など役職に就いた方は特に不安も大きいと思いますが、役職はあくまでも役割分担のひとつのため、気負いをせず部員全員で運営方法を話し合って決めることが大切です。
運営が上手くいかない時には、運営をよりよくするための施策を積極的に取り入れてみることもおすすめです。
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