2024.01.09

【インタビュー】「全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦甲子園大会」の裏側に迫る!

なぜ準硬式野球部のマネージャーに入ろうと思いましたか?

☞高校時代に野球部のマネージャーをしていて、大学でもサークルとかではなく、真剣に野球に携わりたい思いがありました。硬式野球部のマネージャーも迷いましたが、準硬式野球部は自分のやりたいことを形にできる環境だと感じたのと、自分の性格上、自由に何かにチャレンジする方が向いていると思いました。また、準硬式野球部は、「学生主体」と「文武両道」を上げています。大会運営やその他のことにも携われるかなと思い準硬式野球部のマネージャーを選びました。

準硬式野球部の一番の魅力

☞準硬式野球部の魅力はたくさんありますが、その中でも「文武両道」が一番の魅力です。弊部にも学業を疎かにしたくない、ゼミ合宿に参加したい、資格を取得したい、就職活動をしっかりしたいといった人は沢山います。部活があるからできないってよくあると思いますが、準硬式野球部は色々活動に出ることを推奨しています。どちらも諦めずにできることが一番の魅力です。

準硬式野球部、甲子園初開催!

☞高校生の夢でもあると思うのですが、ずっと前から甲子園球場で野球をやるのがみんなの憧れでした。ですが、なかなか準硬式野球部が甲子園球場で野球を行うことは難しく実現されない日々が続きました。
甲子園の日程確保や大会運営費を収集など、多くの課題を解決するために様々な人を巻き込んで何度も話し合いを行いました。時には「甲子園球場を借りるお金があるのなら、他にお金を使った方が良い」などと反対されることもありましたが、学生サイドのやりたい思いを伝え、「よりこうしたらいいのではないか」などの意見を出し合ったことで話が本格的に進んでいきました。
学生側でも試行錯誤を重ねて、独自で資金集めのための「クラウドファンディング」を始めるなど、甲子園球場で試合を行うための一つの手段として最後まで学生でやり抜きました。
最終的には、日本大学コーチの杉山さんが大会ディレクターとして尽力してくれた事もあり、令和5年11月14日に甲子園球場で「全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦甲子園大会」を開催することができました。

【大会URL】
https://www.youtube.com/live/H2jxDFyLE4w?feature=shared

甲子園初開催。大変だったこと。

☞初めての試みだったため、大会前にいかに広報の力を使って「全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦甲子園大会」を売り込むかが大変でした。
せっかく甲子園でやるのに広まらなかったら意味ないため、どうやったら広まるかというところで、例えば学生が地元新聞社に「こんな良い選手がいます、取材してくれませんか」など地道に電話かけてアプローチを行いました。
また、様々な視点からバズらせるなど、注目してほしかったためYouTubeのショート動画を使ったり、記者会見を行ったりもしました。このような「広める活動」を行うことが初めてだったので、一番大変でしたが頑張ったところです。また、甲子園では三日間の遠征期間を設けて、文武両道のために就活のアドバイザーを呼んで話してもらう機会を設けたり、子どもとの地域交流活動に参加し、小学生との交流をしたりなど野球だけじゃないプロジェクトも学生自身で取り組みました。
当日、私は運営も行っていたので、運営代表として甲子園球場で司会や開会式あいさつなども思い出ですが、いい意味で甲子園の土は持って帰ってはいけないと言われたのも思い出です。

高校生、大学の在学生へ。

☞高校生の方やこれから準硬式野球を始めようと思っている方へメッセージです。準硬式野球部の魅力は、①圧倒的に大会が多いこと②試合に出場できる機会が沢山あること③野球を真剣にやりながらもアルバイトや勉強も頑張れることです。悩んでいるのであれば、一回見てみるのもよいと思いますし、最高の仲間に出会えます。
準硬式野球部は大学ごとで1部活ではなくて、キャンパスに1個の準硬式野球部があるのも魅力です。例えば、日本大学は日本大学三崎町準硬式野球部や、日本生物資源学部準硬式野球部があったりします。同じ大学の学生ではありますが、キャンパスが違うと集合しての練習が難しかったりするので、分けて各チームで大会を出場することもできます。
他にも今年、群馬大学からプロ野球の二軍チーム「ハヤテ223」に入団することが決まりました。上を突き詰めれば独立リーグにも行けます。実は、早稲田大学準硬式野球部のOBにも広島東洋カープに入団した方もいるので、プロなども道に行くことも可能だったりします。
また、今年度のドラフト会議では明治大学準硬式野球部OBの選手もオリックス・バファローズに入団することが決定しました。このように、多岐にわたって活躍されている方は大勢います。
ぜひ、少しでも準硬式野球部に興味を持ってもらえると嬉しいです。